ジグソーパズル制作で一番のネックとなるのが、「制作途中の保管場所」です。 何日もかけて完成させる大作であればあるほど、生活スペースを圧迫せずに、いかに安全に保存するかが重要になってきます。

今回は、パズルの中断・保存に便利な「ロールマット」「プレート」「すべりどめシート」の3種類のメリット・デメリットで徹底比較。

「とにかく場所を取りたくない」「移動だけできればいい」「お金をかけたくない」など、目的別に最適なツールと選び方をご紹介します。

まず押さえるべき「途中保存」の基本

失敗しないための前提条件

ジグソーパズルの組み立て途中での保存は「ズレない・湿気らない・すぐ再開できる」の三拍子が鍵です。キーワードであるロールマット・下敷き・すべり止めはいずれもピースの摩擦面のなめらかさで安定感が決まります。まずは作業面のホコリを除去し、平らなテーブルなどを確保。ピースは色別/形状別の小皿やジッパー袋で仕分けし、端ピースは別トレイに分けると作業効率があがります。部屋の湿度が高い場合は紙ピースが反りやすいので、除湿風通しを意識しましょう。

作業スペース・ピース管理・動線の考え方

  • 作業スペース:90×60cm程度を基準。普段の生活で邪魔にならない位置がオススメ。
  • ピース管理:仕分けトレイ+ラベル(色/模様/形)で再開しやすい環境を作るのがオススメ。
  • 動線:家庭内の通路・ドア・カーテンの開閉に触れない場所を事前に決めておく。

ロールマット

メリット

  • 巻くだけで片付けが最速。立て掛け保管も可能。
  • 大判に対応しやすく、持ち運びしやすい。

デメリット

  • 巻きが緩いとピースの浮き・ズレが発生。
  • 厚手フェルトは微細な毛羽で紙粉が付きやすいことも。
  • 立て保管時に重力でゆっくり歪んでしまう可能性(長期放置は避ける)。

正しい巻き方とサイズ選び

  1. マットの下に薄いすべり止めシートを敷き、ピースを軽く押さえて面を馴染ませる。
  2. 付属の筒芯に沿わせて端から均一に巻く(力加減は“新聞紙を軽く丸める”程度)。
  3. 巻き終わりはテープで2〜3点固定。縦置きなら下端が水平になる向きに。
  4. サイズは完成サイズ+周囲3〜5cmが目安。1000ピースなら約75×50cm対応を。

👉 外部参考:ジグソーパズル保管マット

プレート/下敷きボード

メリット

  • 硬い面で支えるため、たわみに強く安定感は抜群。
  • フタ付きケースと組み合わせれば、ホコリやペットの毛を完璧に遮断できる。
  • 平面のまま移動できるため、エッジの浮きやコーナーの破損が起きにくい。

デメリット

  • 水平に収納する必要があり、ベッド下やクローゼットなど広い場所の確保が必要。
  • 重ね置きする場合、重量で歪むため3段程度が限界。
  • 大型サイズ(1000ピース以上)は専用品が少なく、代用品探しが大変なことも。

机・棚に収めるコツ

  • B2/B1規格など既製の図面ケースを流用すると、クローゼットやベッド下へ水平収納が可能。
  • 収納時は角当てを付けるとピースの微動を抑制。
  • 重ね置きは3段以内。最上段は軽量物にして歪みを防ぐ。

すべり止めシート&トップカバー:低コストでズレ防止

メリット

  • 圧倒的に低コスト。100円ショップやホームセンターで手軽に入手可能。
  • 素材(PVC・シリコン・フェルトなど)の選択肢が多く、好みの摩擦感を選べる。
  • ハサミでカットできるため、テーブルやパズルのサイズに合わせやすい。

デメリット

  • 安価だが、特有のベタつきやニオイが気になる場合がある。
  • ピースが馴染んで安定する反面、繊維が絡んでホコリっぽくなりやすい。
  • 単体では移動に向かないため、別途「中板」や「カバー」の用意が必要。

ホコリ対策と重ね置き

トップには薄手の不織布カバークリアシートを乗せ、静電気の発生を抑えるのがコツ。重ねる場合は中板(段ボールや薄ベニヤ)などを一枚挟むと荷重が分散し、ズレが出にくくなります。

子供・ペットがいる環境で安全に保管する工夫

「隠す収納」と「見せる収納」

  • 高所フタ付きケースで視覚から隠し、物理的に触れられない環境を作る。
  • ベビーゲートで作業ゾーンを区切る。
  • 壁立てかけ収納透明ケースで「触れられないが見える」展示に。
  • ペットの毛対策に帯電防止スプレー粘着クリーナーを常備。

まとめ

ジグソーパズルの途中保存は「いまの暮らし」に合わせて選ぶのがオススメです。スピード重視ならロールマット、形を崩さず平面保管ならプレート/下敷き、低予算&手軽さならすべり止め+カバー。子供・ペットがいる家庭では、高所+ケースで保管の安全性が飛躍的に上がります。
ご自身の住環境や重視するポイントに合わせて最適な方法を選べば、「作りかけのパズルの置き場所問題」が解消され、パズル制作がより快適なものになるはずです。ぜひ自分にぴったりの保存スタイルを取り入れて、ストレスなく大作パズルの完成を目指してみるのはどうでしょうか。